狂気の凶器映画 大行進

映画に登場した凶器に着目したブログです

イーストウッド親子と車映画『グラントリノ』は最高だし『スクランブル』が楽しみって話

 今回の記事では、イーストウッド親子と車映画について語っていこうと思います。

 

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『グラントリノ(2009)』

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 朝鮮戦争の帰還兵であり過去にフォード社の工場に勤めていた頑固で偏屈な老人ウォルト(クリント・イーストウッド)は、隣人であるモン族のタオが彼の大切にしている72年型グラントリノを盗み出そうとしているところを見つけるのだがタオは同じくモン族のストリートギャングに命令され盗もうとしたことを知る。

 この出来事がきっかけでタオの家族と親しくなったウォルトだったが、彼の存在を良く思っていないギャングからの報復が彼とタオの家族を襲う。ウォルトは全ての決着をつけるため、ある作戦を胸に秘め、単身でギャングの住処へと乗り込む。

 

 ちなみに本作に登場するグラントリノは72年型。1972年といえばクリント・イーストウッドの代表作『ダーティハリー』が公開されたまさにその年です。これはおそらく偶然の一致ではないでしょう。

 

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 また、クリント・イーストウッドの息子であるスコット・イーストウッドは本作にスコット・リーヴス名義でちょい役で登場していたりします。息子をこっそり出しちゃうあたり、怖い顔して実は親バカなのかもしれませんねw

 

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 そんなスコット・イーストウッドが出演しているのが今年公開されたこの作品

 

ワイルド・スピードICE BREAK(2017)』

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 以前にも当ブログで取り上げた本作でスコット・イーストウッドが演じているのはMr.ノーバディ(カート・ラッセル)の助手であるリトル・ノーバディ(彼自身はこの呼び方を良くは思っていないが)

 

 リトル・ノーバディの愛車は残念ながら72年型フォード グラントリノではなくスバルBRZとスバルWRX STIだ。これはおそらく前作までメインで登場していたブライアンの愛車が日本車だったことを受けての事だろう。

 

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 もしワイルドスピードシリーズの次回作にリトルノーバディが続投するのなら先人の凄腕工作員ビッグ・ノーバディとしてクリント・イーストウッドを登場させ、彼の愛車である72年型フォード グラントリノをリトル・ノーバディが受け継ぐという激アツ展開に期待したい(絶対に無いw)

 

 そんなスコット・イーストウッドが、今度は高級クラシックカー専門の強盗役で主演を務める作品が9月22日に公開される

 

スクランブル(2017)』

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あらすじ

 誰も思いつかない手口を使い、いかに美しく、そして完璧に車を盗むかをモットーにする高級クラシックカー専門の強盗団・フォスター兄弟。彼らの今回のターゲットはオークション会場から搬出された世界に2台しかない37年型ブガッティ。しかし、その作戦は失敗に終わり、落札したマフィアのモリエールによって、兄弟は囚われの身となってしまう。命が助かる条件として提示されたのが、モリエールと敵対するマフィアが所有する62年型フェラーリを1週間以内に盗むことだった。フォスター兄弟は一流ハッカー、天才スリ、爆弾オタクたちを従え、「走る芸術品」と称される3800万ドルの62年型フェラーリ250GTO強奪ミッションに挑む。 映画.comより引用

 

 今作ではイタ車がメインに登場する感じなのでアメ車のグラントリノが出てくることはなさそうだな…とちょっとガッカリ。

 

 ただ今作の監督であるアントニオ・ネグレの前作『トランジット(2012)』(Netflixで配信中)のカーアクションもなかなかでしたし、製作にはムッキムキに肉体改造したショーン・ペンのアクションが最高の『ザ・ガンマン(2016)』や『パリより愛を込めて(2010)』『96時間(2009)』『ローグ・アサシン(2007)』のピエール・モレル、脚本には『3時10分、決断のとき(2009)』『ウォンテッド(2008)』のマイケル・ブラントとデレク・ハースコンビ(ちなみにデレク・ハースは『ワイルドスピードX2』の脚本も担当)という期待できるメンツが揃っているので何はともあれ楽しみである。

 

 そういえば最近、世界で1台しか製造されなかった貴重な69年型フェラーリ デイトナのアルミ製車両が岐阜県の納屋から発見されたってニュースになってたなー。

 

映画『マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)』トレイラー考察 解説 イースターエッグ

マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)』

 

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塔に彫られた顔

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 00:00 動画の冒頭、惑星サカーのグランドマスターの塔をよく見ると巨大な顔が彫られていることが分かります。

 

 左下に見える顔はおそらくハルク。ここに彫られている顔はグランドマスターの行っているバトルロイヤルの出場者達の顔のようです。

 

 中央にある長く垂れ下がった鼻が特徴の顔はマンシング。セオドア・サリスは元々S.H.I.E.L.D.でスーパーソルジャー計画を再現するグラディエイター計画に携わる科学者だったが『アイアンマン3 (2013)』にも登場した悪の集団A.I.M.に襲撃された際、車で逃走中の彼は完成したばかりの血清を自分に注射しそのまま沼に転落、醜い怪物マンシングに姿を変えた。

 マンシングは次元の門の番人でもありドクターストレンジとも深い関わりにあるキャラクターです。

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 マンシングはドラマ『エージェント・オブ・シールド』のシーズン1 エピソード#20でエージェントマリア・ヒルとペッパー・ポッツの電話での会話でその存在が言及されています。

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 また、エピソード#18では他にジョニー・ホートン(グリフィン)の存在などにも触れられています。

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 映画『アイアンマン3』では原作で彼の妻であるエレン・ブラントが登場し彼女の顔には原作と同じ場所に傷がありました。

 

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 またマンシングは『巨大怪物 マンシング(2005)』として過去に実写映画化もされています、肝心の内容はマンシングが数分しか出てこないというクソさで観れたもんじゃないけどw

 今回もしこの映画に彼が登場するのならかっこいいところをいっぱい見せて欲しい!

 

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 右上に見える頭にトサカのようなものがある顔はアレス。ギリシア神話に登場する軍神。

 マイティ・アベンジャーズというチームに所属していたが反逆したことでリーダーのセントリーに引きちぎられて死亡。その後今作に登場するグランドマスターと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2015)』に登場したコレクターの手によって復活、多次元から召集されたヒーロー/ヴィラン同士のバトルロイヤル"コンテスト・オブ・チャンピオンズ"に参加させられた。

 

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 左上に見える馬のような顔はベータ・レイ・ビル。

 今作に登場する炎の巨人サーター(スルト)によって故郷の星滅ぼされたコルビナイト人作られた人造人間をサイボーグ化した戦士だったが後にソーと対決し、二度彼を負かしたが命を奪おうとしなかったことからソーの父オーディンからムジョルニアと同じウルという魔法の金属から作られたストームブレイカーを与えられ神と同等の力を得た。

 

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 今作の元ネタにもなっている『プラネット・ハルク』のアニメ版ではハルクと対決している。

 

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 右下に見える重なった二つの顔はバイビースト。原作でハルクのヴィランとして登場したキャラクター。太古に滅びた種族、アビアン族によって冬眠中の彼らを守護し文明の知識を保存するために作り出されたアンドロイドで上の頭には戦闘に関する知識、下の頭には文化に関する知識が保存されている。

 

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 下に見えるのはフィン・ファン・フーン。惑星マクルゥIVに住むズボンを履いたドラゴンのような見た目をした宇宙怪獣。

 

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 あとこれはさすがにないと思うんですが真ん中に見える丸いのは目玉でもしかしてこれってシュマゴラス?!ないかw

 

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映画『スパイダーマン:ホームカミング』ネタバレあり イースターエッグ 雑記

スパイダーマン:ホームカミング(2017)』

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監督

ジョン・ワッツ

 

キャスト

スパイダーマン/ピーター・パーカー/トム・ホランド

 

ヴァルチャー/エイドリアン・トゥームス/マイケル・キートン

 

アイアンマン/トニー・スターク/ロバート・ダウニーJr.

 

ショッカー1/ジャクソン・ブライス/ローガン・マーシャル=グリーン

 

ショッカー2/ハーマン・シュルツ/ボキーム・ウッドバイン

 

ネッド/ジェイコブ・バタロン

 

アント・メイ/マリサ・トメイ

 

ミシュル/ゼン・デイヤ

 

リズ/ローラ・ハリヤー

 

ハッピー・ホーガン/ジョン・ファブロー

 

etc.

 

あらすじ

スパイダーマンの実写化2度目のリブート

 

 

 

 

 

※ここから先はネタバレを含みます、本作品を鑑賞後に読むことをお勧めします

 

 

 

 

バットマンはバードマンを経てヴァルチャーになった

 今作のメインヴィランであるヴァルチャーを演じるのは『バットマン(1989)』『バットマン リターンズ(1992)』でバットマンを演じその後『バードマン(2015)』でバードマンを演じたマイケルキートン

 

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 『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2015)』の記事はこちら

karappoempty.hatenadiary.jp

 

ダメージコントロール社とは

 ダメージコントロール社とはマーベルユニバースでヒーローたちがヴィランとの戦いで破壊した街の復旧を受け持つ会社で現在コメディ作品としてドラマの制作も計画されている。

 実は『アイアンマン(2008)』の時点でMCUに存在することが分かっていた。(画面下のテロップに注目)

 

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アベンジャーズ(2012)』のオマージュ

 アベンジャーズのお面を被ったATM強盗を退治するシーンでスパイダーマンが『ハルク!ソー!やっと会えたね!』と言うのは『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー(2016)』に彼らが参戦していなかったからで。スパイダーマンがソーのお面をした強盗にハルクのお面をした強盗を殴らせるシーンは『アベンジャーズ(2012)』でハルクがソーを殴ったシーンのオマージュ。ピーターはこの場に居合わせていないのでたまたまだとは思いますが。

 

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 またこのシーンとそっくりなエピソードが原作の"Ultimate Spider-man #42"にあり、原作ではキャプテンアメリカ、アイアンマンの他にバットマンのようなお面をつけた強盗がいる。映画ではさすがに無かったが。

 

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綺麗すぎるメイおばさん

 綺麗すぎるメイおばさん改めメイおねえさんことマリサ・トメイはトニー・スタークことロバート・ダウニーJr.と1980年代に交際しており『オンリー・ユー(1994)』では恋人役で共演している 。

 

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 しかしメイおねえさんはピーターと食事をしている時「トニー・スタークは嫌い」とはっきり言ってしまっているのでよっぽどのことがない限り今作では二人の恋は実らなさそうだ。

 

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 ちなみにこの時二人が食事をしているタイレストランの隣にある韓国料理屋の店名が「アスガルド」らしい。

 

モリタ校長はハウリングコマンドー隊員の孫

 ピーターの通うミッドタウン高校の校長先生であるモリタは『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー(2011)』に登場した先鋭部隊ハウリングコマンドー日系人の隊員ジム・モリタの孫で、演じているのはどちらもケネス・チョイだ。

 

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 また『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー(2016)』で戦犯になってしまったキャップの教材ビデオが未だにミッドタウン高校で使われ続けているのはモリタ校長の方針で、おそらく子供の頃から祖父から戦時中ヒドラの捕虜になっていたところをキャップに助けられた話を聞かされて育ったのだろう。

 

スーツ・レディ=カレン

 ピーターがスパイダースーツの"補助輪モード"を解除したことで使用可能になったアシスタントA.I.スーツ・レディ改めカレンの声を演じたのはジェニファー・コネリーで、彼女はMCUじゃない方の『ハルク(2003)』でブルース・バナーの恋人のベティを演じていました。『ダークシティ(1998)』とかでも魅力的なヒロインを演じてたから個人的には『インクレディブル・ハルク(2008)』のリヴ・タイラーより好き。

 

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 またジェニファー・コネリーは私生活でアイアンマンのアシスタントA.I.であるJ.A.R.V.I.S.の声を演じ『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』からヴィジョンを演じているポール・ベタニーの婚約者でもあります。

 夫婦揃ってトニー・スタークの作ったA.I.にキャスティングされているのってなんだか面白いですね。

 

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ハリントン先生

 ピーターの所属する学力コンテストクラブの顧問であるハリントン先生を演じたマーティンスターもまた過去にマーベル作品にちょい役で登場しておりこちらはMCUの方の『インクレディブル・ハルク(2008)』でバナーがもともと勤めていた研究所の研究員役でカメオ出演しておりこの、キャラとハリントン先生との関係は不明。どうせなら兄弟か親戚という設定にしてほしい。

 

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過去のスパイダーマン映画に対するオマージュ

 ワシントン記念塔のエレベーターで落下するリズをウェブで助けるシーンは『アメイジングスパイダーマン2 (2014)』の終盤、時計台から落下するグウェンをギリギリのところで助けられなかったトラウマシーンのオマージュで。リズを助けた後、逆さになったピーターにカレンが「キスをするなら今です」と言うのは『スパイダーマン(2002)』で最も有名な逆さになった状態でのキスシーンのオマージュ。

 どちらのオマージュも元のシーンとは全く違う結果になっているのは今回のスパイダーマンは今までのスパイダーマンとは全く別物、ということを表しているのでしょうか。

 

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 またワシントン記念公園といえば『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)』でキャップとサムがランニングをしていたりS.H.I.E.L.Dの中心基地トリスケリオンが立っていた場所だったが今作を観る限りでは建物の姿が見えなかったのでヘリキャリアが墜落して崩壊した後、再建されることはなかったのだろう。

 

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MCUにマイルズ・モラレスが存在する可能性

  マイルズ・モラレスとはマーベルコミックスの平行世界アルティメットユニバースで死亡したピーター・パーカーの後を継いで新しいスパイダーマンになった黒人の少年である。

 マイルズは俳優のドナルド・グローヴァースパイダーマンのリブート作品で主人公役に立候補し、結局は採用されることはなかったがこの事を知ったライターのブライアン・マイケル・ベンディスがコミックに登場させたキャラクターで、ドナルド・グローヴァーはその後アニメ版のマイルズスパイダーマンの声を演じることになった。

 

 そしてなんとそのドナルド・グローヴァーが今回の映画にちょい役で登場している。ヴァルチャーの組織と武器の取引をしていたアーロン・デイヴィスという青年で彼はピーターとの会話で近所に甥っ子が住んでいる事を話している。

 アーロン・デイヴィスとは原作コミックでマイルズ。モラレスの叔父にあたるキャラクターで自身もプロウラーというヴィランである。

 つまり彼の言った甥っ子とはマイルズのことでMCUにもう一人のスパイダーマンが登場する伏線かもしくはファンサービスだろう。

 

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原作のプロウラーとマイルズスパイダーマン

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ピーターの親友ネッド

 原作でのネッドは映画の彼とは似ても似つかない容姿をしたでイリービューグルの記者で後にホブゴブリンというヴィランになってしまう。

 

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 映画でのネッドはどちらかというとアルティメットスパイダーマンのマイルズ・モラレスの親友ガンケに見た目も性格もレゴが好きなところもそっくりだ。

 

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 もし映画のネッドがコミックのネッドとガンケの設定をミックスしたキャラになるとしたらもしかすると今後の作品でヴィランのホブゴブリンになってしまうのかもしれない。

 

今後のシルク登場の伏線か

 ピーターの所属している学力コンテストクラブの部員にシンディというアジア系の女の子がいます。彼女は原作コミックでピーターと同じ蜘蛛に噛まれた蜘蛛女のシルクことシンディ・ムーンではないかと言われています。もしかしたらすでに蜘蛛に噛まれていて今後の作品でシルクになるのかもしれません。

 

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ナンバープレートの数字"SM2-0563"

 スパイダーマンの後ろにある車のナンバープレートに書かれている数列に注目してください。

 

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ここに書かれている"SM2-0563"とは"SM2"="Spider-Man #2(スパイダーマンの2巻)" "0563"="5 1963(1963年の5月)" と読み取ることができ、1963年 5月に発売された"Spider-Man #2"とはマイケルキートンの演じるヴィラン、ヴァルチャーが初めて登場したエピソードです。

 

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2人のヴェノム、ガーガンとフラッシュ

 ヴァルチャーがフェリーで取引をしていた男の名前はマック・ガーガン。彼は原作ではジェイ・ジョナ・ジェイムソンの命令でスパイダーマンを倒すため特殊な処置を施しサソリの力を得たスコーピオンというヴィランで映画でも彼の首にサソリのタトゥーが彫られている。

 

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 その後マック・ガーガンはシンビオートの宿主になり三代目のヴェノムになった。

 

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 また、これまでの作品ではジョックだったが今作では陰キャのくせにピーターをペニス・パーカーと呼んでイジっているフラッシュ・トンプソンも原作ではシンビオートの宿主になりエージェント・ヴェノムとしてヒーロー活動をしていました。

 

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 現在ソニーからトム・ハーディ主演で映画『ヴェノム』の制作か計画されているのでもしかしたら彼がヴェノムになることがあるかもしれない。

 

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 また噂程度の話だが同じくSONY制作のSF宇宙パニック『ライフ』がヴェノムの前日譚ではないかと海外で言われているがさすがにそれはないだろ…

 この映画もなかなか面白かったので気が向いたら感想記事を書いてみようと思う。

 

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ショッカー

 『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー(2016)』に登場したクロスボーンズのガントレットをチタウリやダークエルフ、ウルトロンなどの技術を加え強化したものを装備したヴィランで映画前半はジャクソン・ブライスだったが色々あってハーマン・シュルツが代わりを務めることになった。

 

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 わざわざこんないかしたスーツまで作られたのに結局映画では使われなくて残念。ハーマンがまだ生きてるので次登場する時は着ててほしい。

 

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 また、Netflixのドラマ『ルークケイジ(2016)』にこれをさらに小型化したようなガントレットをダイアモンドバックが装備している。制作したのは『アイアンマン2 (2010)』に登場したジャスティン・ハマーのハマーインダストリーズだがヴァルチャーが刑務所に送られたことでガントレットや技術者がハマー社に移ったと考えるとおもしろい。

 

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ティンカラー

 ヴァルチャーの部下でメカニックのティンカラーは原作にも登場するマッドサイエンティストで映画の中で彼が作ったグラヴィティガンの形状は原作のものに非常によく似ている。

 

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キャップの新型シールドとソーの魔法のベルト

 ハッピーがアベンジャーズマンションを飛び立つ貨物機に積み込んだ荷物にハルクバスター、キャプテンアメリカの新型シールドの試作品、ソーの魔法のベルト、というものがあると言っていました。

 

 キャプテンアメリカの新型の盾とは『エージェント・オブ・シールド シーズン4』に出てきたコールソンのエナジーシールドの改良版でコミックのキャプテンアメリカが一時期使っていた物だと予測できます。

 

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 ソーの魔法のベルトとはメギンギョルドと呼ばれるもので原作では身につけることでソーのパワーが大幅に増大した。

 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』か『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で使われることになるのだろうか。

 

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 また『アイアンマン(2008)』から登場しているポンコツアームロボットのDum-E(ダミー)くんが荷物を整理する手伝いをしています、彼は『アイアンマン3(2013)』でトニーの別荘ごと海に落ちましたが映画の最後でトニーに無事回収されて今回はれて復活となりました。

 

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 Dum-Eくんはトニーが学生時代に作ったロボットなので相当思い入れがあるのでしょう。

 海外ではトニーとDum-Eくんのスラッシュが書かれるほどだそうです。

 

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The Amazing Spider-Man #33からの引用

 ヴァルチャーの崩した瓦礫の下敷きになってしまい絶望したスパイダーマンが最後の力を振り絞って瓦礫を持ち上げるシーンは原作の"The Amazing Spider-Man #33"の有名なシーンからの引用です。

 

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 また、このシーンは『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』でもオマージュされていました。

 

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コニーアイランドのサイクロン

 バルチャーが連行されるのをスパイダーマンが座って眺めていたのはニューヨークのコニーアイランドで1927年から今も現役で運行している木製のジェットコースター「サイクロン」。

 「サイクロン」は『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー(2011)』でスティーブとバッキーが子供のころ一緒に乗ったという話をしていた。

 

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ミシェルがまさかの…

 映画終盤ミシェルが自分が友達にMJと呼ばれていることを明かした。(本当に友達がいるのかは不明だが)

 常に無気力そうな彼女が終始ピーターに対して気があるようなそぶりを見せていたからまさかと思ったが彼女がMJだったとは思いもしなかった、ゼン・デイヤの演技はとても魅力的なものだったので今後ピーターと恋仲になっていくのが楽しみだ。

 

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 虎の着ぐるみを着た生徒が廊下を横切るシーンが何度かあったがあれは原作でMJがピーターのことをタイガーと呼んでいてMJが登場することの伏線だったのだろうか。

 

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新型スパイダースーツと正しい選択

 トニーがピーターのために開発した新型のスーツは原作の『シビルウォー』でトニーが開発したアイアンスパイダースーツと現在連載中のスパイダーマンが来ているスーツを掛け合わせたデザインでした。

 

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 トニーはピーターに新しいスーツを与え会見で彼の正体を世間に公表するつもりでしたがピーターはそれを断ります。コミック『シビルウォー』ではピーターが世間に正体を明かしたことがきっかけで彼を狙った殺し屋にメイおばさんが誤って射殺されてしまいます(邦訳版も出ている『スパイダーマン:ワン・モア・デイ』より)。よって今作のピーターの選択は正しかったと言えます。

 

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 ちなみに、この時ピーターが着ているTシャツは『アイアンマン3(2013)』でペッパーが着ていたのと全く同じ柄です。

 

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時系列の矛盾について

  『スパイダーマン/ホームカミング』は『キャプテンアメリカ/シビルウォー』の6ヶ月後で2016年の出来事です、しかし冒頭の『アベンジャーズ』のNY決戦直後と思われる場面から現在に移り変わるシーンで「8年後」という字幕が出ることから2012年の8年後は2020年となるので矛盾が生じると言われています。

 しかし映画の公開日が2012年のため映画内の時間も2012年と思われがちな『アベンジャーズ』ですが実際は細かい年数なんかは明言されていないわけで後付けでアベンジャーズは2008年の出来事ということになった、と思うしかないと思います。

  海外では『ドクター・ストレンジ』でストレンジがタイムストーンで何度も時間を巻き戻したからそれが原因で時空が歪んだという説が提唱されているらしいがそれはさすがに無理あるかなって感じです。

 

 また『アベンジャーズ』が2008年の出来事になると同じ1週間の間で起きたとされる『アイアンマン2』でアイアンマンのマスクをつけてスタークエキスポに参加していた少年がピーター・パーカーであるという説にも信憑性が増すという副産物もあります。

 ピーターは高校2年生で17歳、8年前は9歳。9歳にしてはちょっと小さすぎる気もするけど12歳って言われるよりは信憑生がある。

 

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 ちなみに、ハッピーの車で空港に向かうシーンで窓の外にスタークエキスポの地球儀がチラッと映ってます、意味ありげ。

 

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ハワード・スターク、アースキン、ブルース・バナー

 リンカーンアインシュタインの描かれた壁にハワード・スタークやアースキン博士の顔も描かれています。

 

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 理科室にはブルース・バナーの写真も。

 

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エンドロール後

 MCU作品ではすっかりおなじみになったエンドロール後の映像ですが今回はクリフハンガーではなくてキャップが「忍耐力は大切」ということを説教してくれる映像でした。これってクリフハンガーを期待してバカみたいにエンドロールを我慢して観てる観客に対する嫌味だよねwこの肩透かしを食らう感じは『デッドプール(2015)』のエンドロール後の「まだいたの?」に近いものを感じた。

 

ということで、ここまで記事を読んでくれたあなたの忍耐力はすごい!

 

映画『ダーク・タワー(2017)』トレイラー解説/考察

ダーク・タワー(2017)』

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あらすじ

 全ての平行世界を繋ぎ、支えているという塔「ダーク・タワー」を倒壊させ世界を破滅させようと目論む"黒衣の男(マシュー・マコノヒー)"とそれを阻止しようとする最後のガンスリンガーの生き残りローランド・デスチェイン(イドリス・エルバ)との戦いにNYに住む少年ジェイクは巻き込まれていく。

 

第一弾トレイラー

 

繋がりその1 『シャイニング』のオーバールックホテル

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 ジェイクをカウンセリングする男性の本棚に置かれた『シャイニング』に登場するオーバールックホテルの写真。

 

繋がりその2 『IT』の殺人ピエロペニーワイズ

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 ジェイクが迷い込んだ遊園地の廃墟に『IT』に登場する殺人ピエロ、ペニーワイズの名前の書かれた看板と地面に埋まった風船を持ったピエロの手。

 

 『IT』といえば今年リメイク作が公開されることが決まっているので、こちらでも本作との繋がりが言及されるかも気になります。

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 と、このように分かる人なら見た瞬間あれだ!ってなるようなイースターエッグが隠されていて度肝を抜かれたわけですが、さらに追い討ちをかけるように公開された動画がこちら。

 

 

 第一弾トレーラーで映し出された『IT』や『シャイニング』を含めたイースターエッグの数々を30秒で紹介しています。

 

繋がりその3 『ショーシャンクの空に』のポスター

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 壁に貼られているのはショーシャンクの空にで刑務所の壁に開けた穴を隠すために貼られていたポスターと同じ物。

 

繋がりその4 『クジョー』の殺人犬クジョー

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 女性が散歩させているのは『クジョーに出てきた狂犬病にかかってしまい凶暴化したセントバーナードジョー。つまりこの女性はチャリティー・キャンバーなのでしょうか?

 

繋がりその5 『クリスティーン』の殺人車クリスティーン

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 ジェイク?が遊んでいる赤い1958年型のプリムス・フューリーのミニカーは『クリスティーン』に登場する自我を持った殺人車クリスティーン

 

繋がりその6 『ミスター・メルセデス』のマーク

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 壁に描かれているのは2014年に刊行されたばかりで今年の8月からドラマがスタートする『ミスター・メルセデスに登場するベンツに乗った連続殺人鬼ミスター・メルセデスのものと思われる。

 

繋がりその7 『ミザリー』の小説

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 ミザリーに出てくる主人公が拉致監禁されるきっかけになった人気小説ミザリーシリーズの最終巻ミザリーの子供』

 

繋がりその8 『1408号室』より14-08の数字

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まとめ

 いかがだったでしょうか。キング作品では今までも作品同士の繋がりが言及されることはありましたが、今作が今まで以上にそのような繋がりを暗示するイースターエッグが多く組み込まれているのはやはり『ダークタワー』がスティーブン・キング・ユニバースの中核に位置する作品だからだと思います。

 

 今作に加え『スタンド・バイ・ミー』や『デッド・ゾーン』『ニード・フル・シングス』の舞台である架空の街キャッスルロックを舞台にしたドラマ『キャッスルロック』や今秋に公開を控えたリメイク版『IT』などが立て続けに制作されているのはもしかしたらスティーブン・キング・シネマティック・ユニバースが本格的に指導する前触れなのかもしれません。

 

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映画『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2015)』ネタバレあり レビュー 感想「マイケル・キートン ストライクスアゲイン」

マイケル・キートンストライクスアゲイン

 

 

 今回紹介する映画は2015年のアカデミー賞で9部門にノミネートされ、作品賞などその年の最多4部門を受賞したこの作品。

 

 

『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2015)』

 

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監督

アレハンドロ・G・イニャリトゥ

 

役名/キャスト

リーガン/マイケルキートン

サム/エマ・ストーン

マイク/エドワード・ノートン

ジェイク/ザック・ガリフィアナキス

レズリー/ナオミ・ワッツ

 

あらすじ

 過去に人気スーパーヒーロー”バードマン”を演じ一斉を風靡したリーガン。その後、ヒット作に恵まれず世間から忘れさられていた彼はブロードウェイで自身が主演する舞台を企画し一世一代の挑戦に出る。

 

 

注意:以下ネタバレを含みます

 

 

崩壊しかけた家族とその家族の再生

 本作の監督でもあるアレハンドロ・G・イニャリトゥの過去作『21グラム』『バベル』『BEAUTIFUL ビューティフル』に共通するのはどの作品も崩壊しかけた家族とその家族の再生を描いているということです。そのテーマは本作『バードマン』にも共通していて。リーガンは妻ローラと離婚、娘のサムはグレてしまい元薬物依存症です。

 

ノーカット長回しにより現実と虚構の境目がシームレスに

 ノーカット長回し映画といえば邦画では三谷幸喜監督の『大空港2013』や『shoot cut』などがありますがどちらの作品も舞台監督でもある三谷幸喜が「舞台でやっていることをそのまま映画でやってしまえば面白いだろう」という安直なアイデア一本勝負であり、ただの技術の見せびらかしに終わってしまっています。

 

 しかし今作ではノーカット長回しという演出が、ストーリー上で大きな役割を担っています。

 リーガンが舞台の楽屋でブリーフ一丁で空中であぐらをかいているシーンから映画は始まります。しかしこれはリーガンの幻想で現実ではありません。しかし本作は最初から最後までワンカット長回し(実際はCGで映像をつないでいる)で進行していくため現実と幻覚の境目がシームレスに映し出されるためその境目が曖昧になります。

 これは『クローバー・フィールド』でカメラのビデオテープを重ね取りしているという設定を生かし。ニューヨークを襲う怪獣の映像(非現実)に、仲むずまじい主人公とその彼女の過去の映像(現実)を度々カットインさせることで、現実と非現実のギャップを生み出しす方法とは全く逆の演出です。

 

 その後もリーガンは手に触れずにテレビの電源を切ったり、花瓶を割ったり、ビルの上から飛び降りたと思ったら、そのままニューヨークの空を飛び回ったりしますが、どこからが本当のことでどこまでが嘘なのかだんだん分からなくなっていきます。

 また映画の中の人物であるリーガンが、過去にバードマンを演じていたように、彼を演じたマイケルキートンもまた、過去にスーパーヒーローであるバットマンを演じていたりと、二人に多くの共通点があることから映画と現実の境目すら曖昧になっています。

 

バットマン』『バットマン リターンズ』のマイケル・キートンバットマン

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リーガンのもう一つの人格「バードマン」

 リーガンの頭の中で彼に語りかける声、それは彼が過去に演じたキャラクター「バードマン」です。バードマンはリーガンに「演劇なんてやめてしまえ、お前にはヒーロー映画の方が向いている」とそそのかします。しかしそれはリーガンの本心なのかもしれません。

 

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ジェレミー・レナー?誰だそれ

 映画序盤、リハーサル中の事故により出演出来なくなったラルフの代役を誰にするかをリーガンとジェイクが話し合うシーンでこのような会話があります。

 

リーガン「マイケル・ファスベンダーは」

ジェイク「『X-MEN:フューチャー&パスト』の撮影中」

リーガン「ジェレミー・レナーは」

ジェイク「誰だ?」

リーガン「『ハート・ロッカー』でアカデミー賞候補になった」

ジェイク「『アベンジャーズ』に出てる」

リーガン「あいつもスーパーヒーローなのか、信じられん」

 

 リーガンがヒーロー映画に嫌気がさしていることがよく分かります。そしてリーガンがジェイクにジェレミー・レナーと言ってすぐに誰のことか分からなかったことで「ヒーロー映画俳優=名前を覚えてもらえない」というイメージがあることが分かります。実際、演じた役の名前を言えても演じた俳優の名前が出ない人も少なくはないはずです。

 

X-MEN』シリーズでマイケル・ファスベンダーが演じたマグニートー

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アベンジャーズ』でジェレミー・レナーが演じたホークアイ

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チャンスが来なかったのではなく自分でチャンスを蹴っていた

 雑誌のライターからインタビューを受けるリーガンは20年前に『バードマン4』のオファーを断ったことを明かしました。つまり世間は彼にまたヒーロー映画に出て欲しいと思っているのにも関わらずリーガンはそれを拒否し演劇の世界で売り出そうとしていることがわかります。

 また、リーガンを演じたマイケル・キートンもハリウッドの「ヒットした作品は続編を作る」という方針をよく思っておらず『バットマン』の時もティム・バートンが3作目では監督を降板すると知って主演をヴァル・キルマーに譲りました。

 

バットマン フォーエバー』のヴァル・キルマーバットマン

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「バードマンは神話のイカロスに…」

 リーガンはインタビュー中「バードマンは神話のイカロスに…」と言いかけました。

 イカロスとはギリシア神話に登場する蝋でできた鳥の羽を持った人物。ある時、イカロスが太陽を目指して飛んでいくと太陽熱で翼が溶けてしまい、墜落し死亡したとされています。

 つまりリーガンはバードマンをという蝋の翼で映画スターへの道を順調に進んでいたがイカロスが己の傲慢さから死を遂げてしまったように、自分も酷評されスターになれずに堕落するのを恐れてバードマンを演じるのをやめたのでしょう。

 

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「お前の半分の才能もない男が、ブリキの木こりの格好をして大儲けしてる」

 ブリキの木こりというのはニュース映像に映っていたロバート・ダウニーJr.の演じるアイアンマンのことです。

 バードマンは「我々は本物だろ?リーガン。全てを手に入れ、手放した。天の国への鍵をキザな役者共に渡した。」とリーガンに語りかけます。要するに「ヒーロー映画俳優として一躍有名になったのにも関わらず、自らその世界から退き、スターへの切符を若手俳優に譲ってしまった。」ということを言いたいのでしょう。これはマイケル・キートンの人生そのものではないでしょうか。

 

飛行機の中でジョージ・クルーニーと乗り合わせた

 過去に、ジョージ・クルーニーと同じ飛行機に乗り合わせたリーガンは、その飛行機が墜落したら新聞の記事には自分の名前ではなくジョージクルーニーの名前が書かれ自分は世間に知られることなく死んでいくのだと考えた。と言いました。

 ジョージ・クルーニー、彼も、マイケル・キートン同様『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』でバットマンを演じた俳優でした。しかしジョージ・クルーニーそもそもバットマンを演じる前からトレンディ俳優であり『バットマン&ロビン』は大コケしたもののその後、ヒット作に恵まれました。一方、リーガンを演じたマイケル・キートンはというと…。

 しかし、さすがにマイケル・キートンが飛行機事故で死んだら新聞の記事に載らないという事は無いでしょう。つまりこれはリーガンの考えすぎと取ることもできます。

 

バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』のジョージ・クルーニーバットマン

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「バードスーツの中に誰がいたのかみんな忘れた」

 これもまたリーガンの被害妄想でしかないことがバーや街中でリーガンを見た一般人が彼の名前をちゃんと覚えていたことから分かります。 

  

『バードマンvsスーパーマン』?

 リーガンがビルの屋上から飛び降りるシーン、よく見ると後ろの方にスーパーマンの映画『マン・オブ・スティール』の広告が!

 

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 本作の撮影が行われたのは2013年、ちょうど『マン・オブ・スティール』が公開されていた時期と被っています。たまたま写ってしまったのでしょうか?それとも監督の遊び心?

 

「俺は存在しない」

 舞台『愛について語るときに我々の語ること』でリーガンが演じるエドは妻に愛されていないことを知り、生きる意味を失い「俺は存在しない。ここにさえ。」と言い放ち銃で自分の頭を撃ち抜きます。

 

「この芝居は俺自身の出来損ないのミニチュアだ」

  リーガンが「この芝居は俺自身の出来損ないのミニチュアだ」と言ったように、マイケル・キートンの人生と本作の主人公であるリーガンは似ていて、さらにリーガンと彼の演じた『愛について語るときに我々の語ること』のエドも似ています。これはまるでマトリョーシカのような構造です。

 

『シャイニング』へのオマージュ

 劇場の裏方の廊下の床の柄をよく見ると『シャイニング』のオーバールック・ホテルの床の柄にそっくりだということが分かります。リーガンは『シャイニング』のジャックと同様に、話が進むにつれて徐々に精神を破綻させていきます。

 

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 そしてリーガンと元妻のローラが喧嘩をした時にバスルームに篭ったという話をしてるのも有名なこのシーンへのオマージュのようにも取れます。(考えすぎか?)

 

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 また

『シャイニング』でジャック・トランスを演じたジャック・ニコルソンマイケル・キートンブルース・ウェインを演じたティムバートン版『バットマン』で宿敵ジョーカーを演じています。

 

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リーガンの確立したスーパーリアリズム

 実弾で自分の頭を撃ち抜こうとしたリーガンでしたが弾は「バードマンにはならない」という無駄なプライドの鼻っ柱をへし折るどころか文字通り実際の鼻をぶち抜きました。リーガンは舞台上で一度死に、新しく取り付けられた人工の鼻はまるで鳥のくちばし。復活した彼はバードマンという役と一体化を果たしたのです。

 

 自分の頭を撃ち抜き死ぬことでもう一人の自分も道連れにしようとするのは本作にも出演しているエドワード・ノートン主演の『ファイトクラブ』のラストにも似ています。ちなみにエドワード・ノートンはマーベルのヒーロー映画『インクレディブル ハルク』にも出演しており、この作品も主人公の二面性が主題となっています。

 

 序盤のラルフの頭に照明が落ちてきたシーンで、リーガンが「あんなに下手くそな役者は今までに見たことがない。まともなのは耳から流れてきた血だけだ。」と言っていたいたのが伏線になっています。

 

 また、病室で目覚めたリーガンの顔に貼られた包帯は『オペラ座の怪人』へのオマージュで向かいのMAJESTIC劇場の『オペラ座の怪人(PHANTOM)』の看板が何度か映るのはこのシーンへの伏線となっています。

 

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サブリミナル的に挿入される映像

 リーガンが実弾で自分を撃った時、この映画で初めてカットが変わり意味深なイメージ映像が挿入されます

 

クラゲ

 海から砂浜に打ち上げられた大量のクラゲを鳥が突ついている映像が映し出されます。リーガンが最後の結婚記念日に浮気をしていることが妻にバレ、海でわざと溺れて自殺しようとした時、海にいたクラゲに刺され一心不乱に陸に上がったことで自殺を思いとどまったと話していたのと何か関係しているのでしょうか。

 

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隕石

 冒頭でも挿入された、二つの尾を引いた隕石の映像がこのシーンでもまた映し出されます。この二本の尾はリーガンとバードマンという二面性の象徴とも取れます。

 

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 また、隕石といえばイニャリトゥ監督が翌年に制作した『レヴェナント 蘇りし者』でもあるシーンで隕石が降り注ぎます。監督はこの隕石について特に何も語っていませんが2作品連続で出してきたので何か考えがあるのでしょうか。

 

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「みんなあなたを待ってるわ」

 楽屋に居るリーガンを内線で呼ぶ女性の声が何度かこのセリフを言います。深読みかもしれませんがこのセリフは「リーガンが映画界の表舞台に戻ってくることを世間のみんなが待っている」ということを暗示しているのかもしれません。

 

ラストシーンでサムが見たもの

 サムが病室に戻るとそこにリーガンお姿はなく彼女は彼が飛び降りたのではないかと思い慌てて窓の外を見ます。リーガンを探すサムが空を見上げ、何かを見た彼女が微笑んで映画は終わります。これはリーガンが退院後『バードマン4 不死鳥の復活』に出演し、ヒーロー映画界に復活を果たしたことを暗示しているとも取れます。

 過去の栄光『バードマン』はリーガンにとって重荷ではなく翼だったのです。

 

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そして…

 

 『マイケル・キートン:ホームカミング』!

 映画ではリーガンがバードマンとしてヒーロー映画界に復帰しますが彼を演じたマイケル・キートンも同じく『スパイダーマン:ホーム・カミング』でヴィランのヴァルチャーとしてヒーロー映画界に帰ってきます!

 ヴァルチャーとはその名の通りハゲタカのようなヴィランでまさにバードマン(鳥男)!意図的にキャスティングしたとしたらこれほどぴったりな配役は他に無いでしょう!

 映画『バードマン』の中で現実と幻想の境界が曖昧だったように映画の中の出来事が現実になったのです!『スパイダーマン:ホーム・カミング』での彼の活躍が楽しみで仕方ありません。

 

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映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス(2017)』ネタバレあり 雑記

 今回紹介するのは前回紹介した『ワイルド・スピード/ICE BREAK』同様、疑似家族を題材にしたこの映画!

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

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監督

ジェームズ・ガン

 

役名/キャスト

ピーター・クイル(スター・ロード)/クリス・プラット

ガモーラ/ゾーイ・サルダナ

ドラックス・ザ・デストロイヤー/デイヴ・バウティスタ

ロケット・ラクーン/ブラッドリー・クーパー

ベビー・グルート/ヴィン・ディーゼル

ヨンドゥ・ウドンタ/マイケル・ルーカー

エゴ・ザ・リビングプラネット/カート・ラッセル

ネビュラ/カレン・ギラン

マンティス/ポム・クレメンティエフ

スタカー・オゴルド/シルベスター・スタローン

 

あらすじ

  宇宙のお騒がせ集団『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第二弾!

 

注意:以下ネタバレを含みます

 

 

 

クイルが唯一の地球人である意味

 僕ははじめ、クイルがエゴの息子だと知った時「ただの人間だと思っていたクイルも運命に選ばれた主人公なのか」と少しガッカリしていました。しかしクイルは、運命なんてクソ喰らえだと言わんばかりにエゴの誘いを断り、地球人であり続けることを選んだのです。

 

 ガン監督はインタビューで「ノヴァ(ここではリチャード・ライダーやサム・アレキサンダーなどの地球人のノヴァのこと)はなぜGotGに出なかったのですか?」という質問に対して「ノヴァがとても魅力的なキャラクターだということはよく知っているよ!けど現時点ではクイルが唯一の地球人である事がこの映画で重要な意味を持っているんだ。だからGotGには出ない、けど将来的には絶対に出すつもりだよ!」と答えています。

www.cbr.com

 GotGリミックスを観て、この言葉の意味がやっと理解できました。

 

スタローンの演じた役

 兼ねてからスタローンが演じるキャラクターは彼が過去に演じた『ジャッジ・ドレッド』のようなヘルメットを被ったキャラクターを演じると噂されていました。このことからスタローンが演じるのはノヴァ(リチャード・ライダー?)と言われていましたがガン監督がインタビューで「ノヴァは出さない」と言っていたので僕は信じていませんでした。

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 実際、今作で彼が演じたのはノヴァではなくスタカー・オゴルド(スターホーク)というキャラクター。スターホークとは原作で初代ガーディアンズの初期メンバーです。

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エゴ ザ・リビング・プラネット

 カートラッセルの演じたエゴは原作では意志を持った惑星。今作でもクライマックスでこの姿になりました。原作では彼はピーターの父親ではなくジェイソンというスパルトイ人の王が彼の父親です。

 またエゴは自分を神に等しい存在”セレスティアルズ”と言っていましたが原作では彼はセレスティアルズではありません。

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 彼の乗る宇宙船が卵のような形をしてるのは彼が何百もの星で子供を作っていた銀河レベルのヤリチン(おい!言い方を選べw)だからでしょうか?

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これ、スカイミッションで観た!

 ミラノ号と同型の宇宙船でエゴの惑星にガモーラを追いかけてきたヤンデレ義妹のネビュラ。彼女の宇宙船からガトリングを取り外したガモーラが配線をつなぎ直して乱射!これ『ワイルド・スピード/SKY MISSION』で観たぞ!w

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デビッド・ハッセルホフ

 ピーターの理想の父として名前が挙げられた彼が『ナイトライダー』で主人公のマイケル・ナイトを演じたことは有名ですが、1998年に放送されたテレビドラマ『Nick Fury: Agent of S.H.I.E.L.D.』でニック・フューリーを演じていたことはあまり知られていません。

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スタン・リーはウォッチャー?

 数々のマーベル作品にカメオ出演してきた彼ですが登場するたびに役柄の変わる彼の正体は、原作コミックで全マーベル世界を監視する存在"ウォッチャー"なのではないか。とファンたちの間で囁かれてきました。

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 今回のカメオ出演シーンで宇宙服を着たスタン・リーが「この前はFedExの配達員で…」と話しかけていた大きな頭をした彼らこそがウォッチャーです。

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 つまり、スタンリーはウォッチャーではなかったのでしょうか?それともウォッチャーの使徒として色々な次元に飛ばされマーベルヒーローたちを監視させられていたのでしょうか。

 

ZUNE

 ヨンドゥがピーターのためにガラクタ市で買った2006年にマイクロソフトから発売された音楽プレイヤー。前作と今作のサウンドトラックがピーターの母親が残したミックステープだったということはVol.3のサントラはこのZUNEに入ってるヨンドゥの厳選した曲が使われるのでしょうか?

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レトロなガジェットやSE

 まずは、冒頭でスターロードが使っていたレーダー。これは1977年にマテル社から発売されたゲーム機「Mattel Electronic Football」を改造したものです。ピコピコ音が心地いい。

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 セガから1990年に発表された球体型ライドシューティングゲーム R-360の筐体によく似たソブリン人たちの使う遠隔操作兵器。操作音もレトロゲームのSE風になっています。

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 ピーターとエゴのラストバトル。ピーターが”光”の力で作り出したのは巨大なパックマン!映画『ピクセル』を思い出しましたw

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エンドロール後の映像

ラヴァジャーズ、リアッセンブル!

 スタローン演じるスタカーとラヴァジャーズのメンバーが再集結するシーン。このシーンに映っていたのは

 

チャーリー27

 演じるのは『ミッション・インポッシブル』シリーズのルーサー役でおなじみのヴィング・レイムス

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マルチティネックス

 演じるのは『ヤング・スーパーマン』でレックス・ルーサーを演じたマイケル・ローゼンバウム。

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アリータ

 演じるのは『グリーン・デスティニー』シリーズのユー・シューリン役やテレビシリーズ『スタートレックディスカバリー』にも出演が決まっているミシェール・ヨー。

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メインフレーム

 声の出演は日本でも放送されたディズニー制作のドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で主人公マイリー・スチュアート役を演じ一躍有名になり、その後歌手としてデビューしたもののあまりの破天荒ぶりに違う意味で世間から注目されているお騒がせセレブ マイリー・サイラス!このキャラクターだけ原作から大きく設定が帰られており性別が男性から女性に変更されています。

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クルーガー

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 原作では初代ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーである彼らが今後のMCUにどのように絡んでくるのか、とても楽しみです!

 

彼の名はアダム

 

 ガーディアンズに敗れプライドをズタボロにされたアエイシャ。彼女がガーディアンズを打ち倒すために作り出した子供の名前は"アダム"!その名前を聞いた瞬間正直今作で一番興奮しました!彼女の言うアダムとはアダム・ウォーロックというキャラクターで元々悪の科学者に世界を滅ぼすために作り出されたアンドロイドでしたが、正義の心に目覚め原作の『インフィニティ・ガントレット』ではサノスに対抗する地球軍をまとめていました。

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 彼のMCUでの登場は以前から噂されており前作ではコレクターのコレクションの中に彼のものと思われる繭が保管されていました。また今作でアエイシャが作り出したアダムの育成ポッドもこの繭に似た形をしていました。

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 映画でもこの設定の通りになれば最初はガーディアンズと敵対していたアダムがサノスの登場により地球側につくことになるでしょう。

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映画『ワイルド・スピード/ICE BREAK(2017)』ネタバレあり 雑記

 今回紹介する映画は続編が出るたびにハゲキャラが増えていく、ハゲのインフラが激しいワイルド・スピードシリーズの第8作目!

 

ワイルド・スピード/ICE BREAK(2017)』

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監督

F・ゲイリー・グレイ

 

役名/キャスト

ドミニク・トレット/ヴィン・ディーゼル

ルーク・ホブス/ドウェイン・ジョンソン

デッカード・ショウ/ジェイソン・ステイサム

レティ・オルティス/ミシェル・ロドリゲス

ローマン・ピアース/タイリース・ギブソン

デズ・パッカー/リュダクリス

ラムジー/ナタリー・エマニュエル

ミスター・ノーバディ/カート・ラッセル

リトル・ノーバディ/スコット・イーストウッド

エレナ・ネベス/エルサ・パタキー

サイファー/シャーリーズ・セロン

 

あらすじ

 ドミニクが闇の天才ハッカーサイファーの策略によりファミリーを裏切った!ドミニクのいない状態でファミリーは世界を救うことができるのか?!

 

注意:以下ネタバレを含みます

 

サッカーのシーン

 ホブスが娘のサッカーチームのコーチをしているとアラン外交保安部長が現れ、彼に任務に参加するように告げます。しかし、ホブスは娘の試合の方が大事だと言って任務を後回しにします。

 

 このシーンは今作で最も浮いてるように感じますがこれは今作の重要なテーマである「父親は自分の子供のためなら世界すら敵に回す」ことを暗示してるとも読み取ることができ、ドムが今作で息子を守るために世界やファミリーを敵に回したことの裏付けにもなります(ドムが裏切ったのにはちゃんと考えがありましたが)

 

キューバのシーン

 ホブスと同じく任務に召集されたドムがホテルで十字架のネックレスに後のシーンで使われる発信器を取り付けています。つまりドムはこの時からすでにサイファーを裏切ろうとしていたことが分かります!さすがドム!

 

リトル・ノーバディ

 本作で初登場したミスター・ノーバディの助手、リトル・ノーバディ(本人はこの呼び名を嫌がっていましたが)を演じるのはあの名優クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド

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 クリント・イーストウッドにはリトル・ノーバディの父親、ビッグ・ノーバディ役として愛車のグラントリノに乗って登場して欲しいですね!そして息子のリトル・ノーバディにグラントリノを継承するシーンなんかがあったら最高です!

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刑務所のシーン

 僕が本作で最も好きなシーンがこの、ホブスとデッカードの"ダイナミック脱獄"シーン!

 ミスター・ノーバディのお節介により向かい合わせの部屋に投獄された二人。またまたミスター・ノーバディのお節介によりホブスの独房の扉が開かれてしまい。デッカードが駆けつけた武装した看守からスタンロッドを盗み扉をビリリッ!そしたら何らかの電気系統が誤作動(都合が良すぎるだろ!www) 刑務所中の扉が全て開き『ドラゴン×マッハ!』ばりの看守vs極悪犯の大乱闘が勃発!

 

 混乱に乗じて逃げるデッカードとそれを追うホブス。デッカードパルクール風の軽々としたアクションと、ゴム弾を受けても痛そうなそぶりも見せず、タックルで看守を三人吹っ飛ばし扉を突破するホブスのさながら闘牛のようなずっしりとした重量感のあるパワーアクションの対比が最高でした!

 

濃すぎるショウ家 

 昨日の敵は今日の友!敵の敵は味方!理論で今回からファミリーになった、ショウ家の長男デッカードを演じるのがジェイソン・ステイサムデッカードがドムらファミリーを付け狙うきっかけになった次男オーウェンを演じるのがルーク・エヴァンス。二人の母親であるマグダレーンを演じるのがヘレン・ミレンというなんとも濃すぎるショウ家。ここまでくるとショウ家の父親メル・ギブソンとかじゃないと納得できない!w 愛車はインター・セプター風にカスタムされたフォード・ファルコン・クーペでお願いします!

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NYのシーン

 トレイラーでも早い段階から公開されていたNYでのカーチェイスシーン。さながら『ワールド・ウォーZ』のような通称"ゾンビタイム"は絵面が凄まじすぎて思わず声を出して笑ってしまいました。

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 『ワールド・ウォーZ』的シーンは『グレート・ウォール』でもこんなシーンがありました。今年は『ワールド・ウォーZリバイバル・イヤーと言っても過言ではないのです!

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デッカードの子守シーン

 このシーンのデッカードのギャップ萌えに完全にやられちゃった人も多いんじゃないでしょうか、僕もそのうち一人です。

 デッカードがブライアンを1日子守するだけのスピンオフドタバタコメディーも観たいですし。それが無理でもワイルド・スピードとは全く関係ない作品で、ステイサム演じるSPが大統領の赤ちゃんを暗殺者から守る映画でもいいから作って欲しいものです。

 

 まとめ 

 僕は正直、今作を観るまでは前作の『ワイルド・スピード/SKY MISSION』の出来が素晴らし過ぎたから今作はそれを超えることは無理だろうと思っていました。しかし、そんなことは全く無く、個人的には前作以上に楽しむことができました!

 

 確かにこのシリーズは回を重ねるごとに規模が大きくなりスケールにインフレが生じていることは事実です。しかし、そんなことはどうでもいいのです!

 理屈なんか置いておいて、作り手がとことんバカなことをして、見る人もバカになって感覚的に楽しめる。それがワイルド・スピードシリーズの良さではないでしょうか。そして、それが本当の意味で映画を楽しむことでもあるのだと思います。

 

 車が空を飛んで、氷の上を走ってしまったのですから深海や月面でカーチェイスをしたり、はたまた時空を旅して中世のパトリオットや近未来の街でフューチャーカーとのレースなんかが映像化されてしまうのも時間の問題でしょう。

 

 ヴィンがインスタグラムに投稿した画像では9が2019年、10が2021年に公開されることが予告されています。

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 2019年、2021年も楽しみですがワイルド・スピードシリーズには10以降も続編が作られ続け、最高にバカで最高に熱い映像で僕たちを楽しませ続けて欲しいものですね。