『マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014)』ネタバレあり イースターエッグ/解説『アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)』前のおさらいに
2019年4月26日に全米公開を控えた『アベンジャーズ/エンドゲーム』に備えて。今までに公開されてきたMCU作品のイースターエッグを、20週に亘り一気におさらいしている当ブログ。
前回の記事
当記事は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014)』及び、MCU作品のネタバレを含んでいます。
MCU作品を全て鑑賞済みのうえ、読むことをお勧めします。
第8回の今回紹介するのはマイティ・ソーシリーズ2作目
『マイティ・ソー/ダークワールド(2014)』
クロナン人
全身が岩でできた巨大な異星人。ホーガンの故郷、ヴァナヘイムでの戦いでソーに挑むも、ムジョルニアで粉々に粉砕され敗北。
本作より
『マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)』に登場するコーグもクロナン人である。本作のクロナン人に比べると小柄に見える。
『マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)』より
原作ではソーが初登場した記念すべき一作目『Journey into Mystery#83 (1982)』に最初の敵として登場。
『Journey into Mystery#83 (1982)』より
ダークエルフ
前作『マイティ・ソー(2011)』で説明された世界樹ユグドラシルの枝一本一本に存在する九つの世界の一つ。スヴァルトアールヴヘイムに住む種族。
スヴァルトアールヴヘイムとダークエルフ
エーテル
5000年前のダークエルフとアスガーディアンとの戦いでオーディンらによって奪取されアスガルドの地中深くに封印されていた暗黒物質。触れた者に寄生しあらゆる物質をダークマターへと変化させる能力を持つ。
本作より
またエーテルは『アベンジャーズ(2012)』に登場した四次元キューブ(スペースストーン)やセプター(マインドストーン)同様、インフィニティストーンが形状を変えた物であり、その正体は現実を司るリアリティストーンである。
アルグリム/カース
マレキスの腹心のダークエルフ。カースストーンの力によってカースへと変貌を遂げる。
原作ではマレキスに見放され重傷を負い記憶喪失になる。全知全能の存在ビヨンダーによりカースとして生まれ変わりマレキスに復讐を誓うようになる。
アルグリム
カース
原作のカース
ちなみにこのキャラクターを演じたアドウェール・アキノエ=アグバエは『スーサイド・スクワッド(2016)』でキラークロックを演じた俳優である。
『スーサイド・スクワッド(2016)』のキラークロック
セルヴィグ博士
『マイティ・ソー(2011)』『アベンジャーズ(2012)』にも登場したエリック・セルヴィグ博士が本作にも登場する。
セルヴィグ博士が精神科の黒板に書き殴った文字や図形には多くのイースターエッグが隠されている。
ユグドラシル
前作『マイティ・ソー(2010)』でも紹介された世界樹ユグドラシルの絵が中央に描かれている。
『マイティ・ソー(2010)』より
"616univers"
MARVELユニバースでは多次元宇宙に存在する各世界にそれぞれ数字が割り振られており、616とはMARVELの原作コミックスのメインとなる次元の番号である。ちなみにMCUはEarth-199999、アルティメット・ユニバースはEarth-1610。
ちなみに2015年に始まったイベント『シークレットウォーズ』でMARVELユニバースに存在する平行世界同士が衝突する現象"インカージョン"が発生。Earth-616とEarth-1610を含む平行世界が合体、プライムアースとなった。
左が616のヒーロー達、右が1610のヒーロー達
"The Crossroads"
原作コミックス『Incredible Hulk#300 (1984)』に登場した異次元に繋がる出入り口が集まった空間である。
『Incredible Hulk#300 (1984)』より
"The Fault"
原作コミックス『War of Kings#6 (2008)』で登場した次元の裂け目のことである。
『War of Kings#6 (2008)』より
"Nexus of All Realities"
原作コミックスの世界に存在する平行世界同士が交差する空間。
原作より
ソーの腕
裏切ったロキに腕を切られるシーン(実際はマレキスを油断させるための演技だった)があるが、原作ではソーはマレキスによって片腕を切り落とされ失った。
本作より
原作より
フロストビースト
前作『マイティ・ソー(2011)』に登場したフロストジャイアントの世界ヨトゥンヘイムでソー達を苦しませたフロストビーストが本作にも登場している。
本作より
『マイティ・ソー(2011)』より
今回のスタンリー
今回のスタン・リーはロキの洗脳の後遺症により頭がおかしくなったセルヴィグ博士が収容された精神病院の患者として登場。セルヴィグ博士に靴を取られる。
コレクター
ヴォル・スタッグとシフがエーテルの保管を依頼した、異常なほどな執着心を持った収集家。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)』に再登場する。
またコレクターの保管庫にはアダム・ウォーロックの繭のような物が保管されている。ただアダム・ウォーロックの繭は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)』にも登場しており本作に登場した繭は無かったことにされたようだ。
本作より
原作のアダム・ウォーロックの繭
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)』より
ちなみにコレクターは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2015)』に登場したレイナーと呼ばれる種族の宇宙人もコレクションしている。
本作より
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2015)』より
次回予告
次回紹介するのは
『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー(2014)』