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一挙おさらい 11本目『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)』ネタバレあり イースターエッグ/解説

 2019年5月3日に全米公開を控えた『アベンジャーズ4』に備えて。今までに公開されてきたMCU作品のイースターエッグを、18週に亘り一気におさらいしている当ブログ。

 

前回の記事


 

 

 

 

  

当記事は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)』及び、MCU作品のネタバレを含んでいます。

MCU作品を全て鑑賞済みのうえ、読むことをお勧めします。

 

 

 

 

 

第11回の今回紹介するのはこの作品

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)』

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マグネティックシールド

 本作のキャプテン・アメリカのシールドは磁力を用いたギミックが搭載されている。

 マグネティックシールドは原作にも登場する技術である。

 

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本作より

 

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原作より

 

バロン・フォン・ストラッカー

 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)』のポスト・クレジットシーンに登場したハイドラ党員。

 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011)』では描かれなかったキャプテン・アメリカとハイドラの戦いを描いたMCU準拠のゲーム『Captain America: Super Soldier(2011)』にも登場。

 

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キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)』のバロン・フォン・ストラッカー

 

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本作のバロン・フォン・ストラッカー

 

しかし、ゲームの舞台は第二次大戦中の1940年台後半、あまりにも老けていなさすぎるというか、生きていることすらおかしく思える。原作のストラッカーは老化を遅らせる薬を摂取し第二次大戦時の姿を維持している。MCUでもこの設定が適応されているということだろうか。

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ゲーム『Captain America: Super Soldier(2011)』のバロン・フォン・ストラッカー

 

 また、原作のストラッカーは右手にデビルクロウという高電圧の電気ショックを発する万能義手をつけている。

 

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原作のバロン・フォン・ストラッカー

 

 ちなみに、本作でバロン・フォン・ストラッカーを演じたトーマス・クレッチマンは『スターリングラード(1993)』『戦場のピアニスト(2002)』『ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004)』『ワルキューレ(2008)』など他にも多くの作品でドイツ軍人を演じている俳優である。

 

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スターリングラード(1993)』より

 

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戦場のピアニスト(2002)』より

 

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ワルキューレ(2008)』より

 

チタウリの技術

 バロン・フォン・ストラッカーの研究施設には『アベンジャーズ(2012)』でNYに襲来したチタウリやリヴァイアサン、またS.H.I.E.L.D.が保管していたセプター(マインドストーン)が運び込まれており、その技術を流用し兵器開発を行っている。

 

 

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本作のリヴァイアサン

 

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アベンジャーズ(2012)』のリヴァイアサン

 

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本作のセプター

 

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アベンジャーズ(2012)』のセプター

 

チタウリスーツ

 ストラッカーがチタウリの技術を流用して開発したパワードスーツ。『シビルウォー:キャプテン・アメリカ(2016)』のクロスボーンズ、『ルーク・ケイジ(2016)』のダイアモンドバック、『スパイダーマン:ホーム・カミング(2017)』のショッカースーツと同一規格上で製作されたものと考えられる。

 

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本作のチタウリスーツ

 

ピエトロ・マキシモフ(クイック・シルバー)

 バロン・フォン・ストラッカーがセプターを用いて高速移動能力を付与した被験体。

 原作でのクイックシルバーはミュータントでありX-MENの宿敵であるマグニートーの息子である。

 

 

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本作のクイック・シルバー

 

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原作のクイック・シルバー

 

 ちなみに、本作でクイック・シルバーを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンは映画『キック・アス(2010)』で主人公であるキック・アスことデイヴ・リズースキーを演じていた俳優であり、『X-MEN:フューチャー&パスト(2014)』でクイック・シルバーを演じたエヴァン・ピーターズはデイヴの親友のトッドを演じていた役者であり続編『キック・アス/ジャスティス・フォーエヴァー(2013)』ではアス・キッカーを演じた。

 

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X-MEN:フューチャー&パスト(2014)』のクイック・シルバー

 

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キック・アス(2010)』より

左:エヴァン・ピーターズ 右:アーロン・テイラー=ジョンソン

 

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キック・アス(2010)』よりアーロン・テイラー=ジョンソン演じるキック・アス

 

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キック・アス/ジャスティス・フォーエヴァー(2013)』よりエヴァン・ピーターズ演じるアス・キッカー

 

ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)

 バロン・フォン・ストラッカーがセプターを用いてテレキネシスとマインドコントロール能力を付与した被験体。

 原作でのスカーレット・ウィッチはピエトロ同様ミュータントでありマグニートーの娘である。

 原作ではテレキネシスとマインドコントロールに加え確率操作能力も持ち合わせている。

 

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本作のスカーレット・ウィッチ

 

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原作のスカーレット・ウィッチ

 

ムジョルニア

 アベンジャーズタワーにて、高潔な魂を持つものにしか持ち上げられないと言われているムジョルニアをパーティの余興としてアベンジャーズメンバーが持ち上げようとするシーンがある。

 このシーンではバナーやトニーは持ち上げることができなかったがスティーブだけはムジョルニアをほんの少しだけズラすことに成功した。

 

 

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本作より

 

 ちなみに、原作コミックス『FEAR ITSELF#7 (2013)』ではキャプテン・アメリカムジョルニアを持ち上げるシーンがある。

  

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『FEAR ITSELF#7 (2013)』

 

今回のスタン・リー

 今回のスタンリーは第二次世界大戦の帰還兵として登場。

 

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本作より

 

ウルトロン

 トニー・スタークの作り出したアンドロイド。自我が暴走し人類を絶滅させることを目論む。ボディにはダイヤモンド以上に硬いとされる金属、ヴィヴラニウムが用いられている。

 原作ではウルトロンの生みの親はトニー・スタークではなく初代アントマンのハンクピムである。

 

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本作のウルトロン

 

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原作のウルトロン

 

ピノキオ 

 本作でウルトロンは何度も「もう糸はついてない」「自由ってのは楽しいもんだぜ」と口ずさむ。これはディズニーアニメーション『ピオキオ(1940)』の劇中化「もう糸はいらない」の歌詞である。

 

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本作より

 

映画『ピノキオ()』より「もう糸はいらない(原題:I've got no strings)」

 

クリムゾン・カウル

 ピエトロとワンダがウルトロンのもとに訪れるシーンでウルトロンは赤い布を被っている。

 これは原作にて、ウルトロンが身を隠していた際、赤いマントに身を包みクリムゾン・カウルと名乗っていた時期がありそのことに対するオマージュと考えられる。

  

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本作より

 

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原作のクリムゾン・カウル

 

ユリシーズ・クロウ

 強奪、密輸を繰り返す闇の武器商人。本作では所持していた大量のヴィヴラニウムを引き渡すようウルトロンに交渉を迫られたが逆鱗に触れ右腕を切り落とされた。

 ちなみに、クロウは『ブラックパンサー(2018)』にて、切り落とされた片腕にギミック付きの義手を取り付け再登場。

 

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本作のユリシーズ・クロウ

 

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ブラックパンサー(2018)』のユリシーズ・クロウ

 

Dr.ヘレン・チョ

 アベンジャーズをサポートする科学者。

 原作でのヘレン・チョはアマデウス・チョという少年の母親である。

 アマデウス・チョは『シークレット・ウォーズ(2015)』以降のシリーズで知能を維持したままハルクになった。

 

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本作のDr.ヘレン・チョ

 

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原作のDr.ヘレン・チョ

 

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原作のアマデウス・チョ(トータリー・オーサム・ハルク)

 

ヴィジョン

 Dr.ヘレン・チョが作り出した人工整体ボディにJ.A.R.V.I.S.がアップロードされて誕生したヒューマノイド。額にはセプターから取り出されたマインドストーンが埋め込まれておりパワーの根源となっている。

 ちなみにヴィジョンを演じているのはJ.A.R.V.I.S.の声を演じていたポール・ベタニーである。

 

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本作のヴィジョン

 

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ヴィジョンとJ.A.R.V.I.S.を演じているポール・ベタニー 

 

"F.R.I.D.A.Y." "J.O.C.A.S.T.A." "T.A.D.A.S.H.I."

 トニー・スタークがJ.A.R.V.I.S.が使用不可能になることを想定して用意しておいた予備のA.I.である。ちなみにこのA.I.たちと同名のキャラクターが原作にも登場する。

 

 

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本作より

 

原作の"F.R.I.D.A.Y."は女性型A.I.でありホログラムの投影が可能である。

 

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原作のF.R.I.D.A.Y.

 

原作の"J.O.C.A.S.T.A."(ジョカスタ)はウルトロンの作り出した女性型アンドロイドである。ウルトロンの生みの親であるハンク・ピムの妻であるワスプの脳波をコピーして作られたジョカスタはウルトロンとは違いコピー元のワスプから受け継いだ正義の心を持っており、ウルトロンに反逆しアベンジャーズに協力することとなった。

 

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原作のジョカスタ

 "T.A.D.A.S.H.I."(タダシ)とは本作の前年に公開されたアニメ映画『ベイマックス(2014)』の主人公ヒロ・ハマダの兄、タダシ・ハマダが元ネタと考えられる。

 ちなみに原作コミックスでは主人公はヒロ・ハマダではなくヒロ・タカチホであり兄であるタダシ・ハマダも登場しない。

 

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ベイマックス(2014)』のタダシ・ハマダ

 

ハルク・バスター

 対ハルク用に開発されたアーマー。『アイアンマン3 (2013)』に登場したイゴールアーマーの改良型と考えられる。

 トニーとバナーが共同で開発したヴェロニカと呼ばれる人工衛星から射出され、通常のアイアンマンアーマーの上から着込む形で装着する。

 

 

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ベロニカ

 

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マーク43アーマー

 

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ハルクバスター

 

 ちなみにヴェロニカという人工生の名前は、アーチーコミックスという出版社の『ベティ&ヴェロニカ』というコミックスに由来し、『インクレディブル・ハルク(2008)』にも登場したブルース・バナー(ハルク)の恋人の名前がベティ・ロスであることにかけて付けられたと考えられる。

 

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ベッティ&ヴェロニカのコミックス

 

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ブルースの恋人のベティ・ロス

 

 ちなみにアーチーコミックスは『リバーデイル』というタイトルで実写ドラマ化されており、その中にベティとヴェロニカも登場する。

 

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『リバーデイル』のベティ&ヴェロニカ

 

キャメロン・クレイン

 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)』にてラムロウに逆らった勇敢なS.H.I.E.L.D.隊員。前作では名前のないキャラクターだったが本作ではキャメロン・クレインという役名を手に入れて再登場。

 

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本作より

 

f:id:fuminnw:20181130031708j:plainキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)』より

 

 ちなみに、キャメロン・クレインという名前のS.H.I.E.L.D.隊員は原作にも登場する。キャメロン・クレインの祖父であるスタン・クレインは第二次世界大戦キャプテン・アメリカと戦いを共にした兵士である。

 

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原作のキャメロン・クレイン

 

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キャメロン・クレインの祖父、スタン・クレイン

 

ナサニエル・ピエトロ・バートン

 クリント・バートン(ホークアイ)を守って命を落としたクイック・シルバー。クリントは妻であるローラとの間に生まれた子供のミドルネームに恩人であるピエトロの名前を付けた。

 

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本作より

 

ポストクレジットシーン

 本作のポストクレジットシーンはサノスがインフィニティガントレットに腕を通し、不敵な笑みを浮かべる映像である。

 ちなみにスカーレット・ウィッチがソーに見せた悪夢にも四つのインフィニティストーンとインフィニティガントレットのようなものが写っている。

 

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本作より

 

次回予告

 

 

 次回紹介するのは

 

アントマン(2015)』

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次回もお楽しみに