『アベンジャーズ(2012)』ネタバレあり イースターエッグ/解説『アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)』前のおさらいに
2019年4月26日に全米公開を控えた『アベンジャーズ/エンドゲーム』に備えて。今までに公開されてきたMCU作品のイースターエッグを、20週に亘り一気におさらいしている当ブログ。
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当記事は『アベンジャーズ(2012)を含む、MCU作品のネタバレを含んでいます。
MCU作品を全て鑑賞済みのうえ、読むことをお勧めします。
第6回の今回紹介するのはMCUフェイズ1の集大成となるこの作品
『アベンジャーズ(2012)』
二つのインフィニティ・ストーン
本作にはインフィニティ・ストーンを内包したアイテムが二つ登場する。一つは『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー(2011)』にも登場した四次元キューブ。もう一つはセプター(ロキの杖)だ。
四次元キューブ
セプター
四次元キューブは空間を司るスペースストーン。セプターは精神を司るマインドストーンと呼ばれるインフィニティ・ストーンを内包している。
ブルース・バナー
本作では『インクレディブル・ハルク(2008)』でブルース・バナーを演じていたエドワード・ノートンは降板し代わりにマーク・ラファロがブルース・バナーを演じているのだが、あまりにも似ていなさすぎて混乱を招いた。
『インクレディブル・ハルク(2008)』よりエドワード・ノートン演じるブルース・バナー
本作でブルース・バナーを演じたマーク・ラファロ
ブラック・サバス
本作でトニー・スタークはブラック・サバスの1978年のツアーTシャツを着ている。ちなみにブラック・サバスにはアイアンマンという曲があり『アイアンマン(2008)』では劇中歌及びエンドロールで使用された。
本作より
チタウリ
次元の裂け目から現れた侵略宇宙人。
本作のチタウリ
原作のチタウリ
原作では、チタウリはアルティメットユニバースと呼ばれるマーベル世界の別次元におけるスクラル人である。スクラル人とは『キャプテン・マーベル(2018)』に登場することが決まっている、擬態とコピー能力を持った侵略宇宙人である。
『キャプテン・マーベル(2018)』ティザー・イメージより
原作のスクラル人
若い警官
画像右の若い警官を演じるエンヴィア・リーフ・ジョカイはドラマ『エージェント・カーター』でS.H.I.E.L.D.の前身にあたる組織S.S.R.のエージェントであるダニエル・スーザを演じている。もしかしたらこの若い警官はダニエル・スーザの孫なのかもしれない。
本作
『エージェント・カーター』よりダニエル・スーザ
世界安全保障委員会
S.H.I.E.L.D.を管理する組織。チタウリによる侵略を終結させるためにNYに核攻撃するようフューリーに指示する。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2015)』に再登場。
本作より
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2015)』より
ちなみに、中央のモニターに映っているギデオン・マリック(パワーズ・ブース)は『エージェント・オブ・シールド』シーズン3-エピソード15に再登場。ある事実が判明する。
ギャラガ
ヘリキャリアのS.H.I.E.L.Dエージェントが隠れてプレイしているゲームは『ギャラガ』。
本作
『ギャラガ』はナムコが1981年に発売したゲーム。宇宙人が攻めてくるという内容が本作と一致している他、チタウリの母艦の形がボスギャラガの形に微妙に似せた物になっている。
本作より
デストロイヤーキャノン
ロキを撃退するためにコールソンが持ち出した武器はデストロイヤーキャノンと呼ばれており『マイティ・ソー(2011)』に登場したデストロイヤーの技術を応用したものである。
本作
『マイティ・ソー(2011)』より
エイリアンか?
空から降ってきたブルース・バナーに対し「エイリアンか?」と尋ねた警備員。彼は映画『エイリアン(1979)』で船員のブレットを演じたハリー・ディーン・スタントンだ。
本作
『エイリアン(1979)』より
今回のスタン・リー
今回のスタン・リーはアベンジャーズについてインタビューを受け彼らを賞賛する老人として登場。
アベンジャーズタワー
チタウリとの戦いによりボロボロになったスタークタワー。ロゴの文字が破壊されアベンジャーズのシンボルマークである"A"のみに。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2016)』で再び登場した際にはアベンジャーズの本拠地"アベンジャーズタワー"になっていた。
本作より
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2016)』より
サノス
エンドクレジット中盤に挿入された映像でサノスが登場。
ポスト・クレジットシーン
本作のエンドロール後のおまけ映像はNYでの戦闘を終えたアベンジャーズのメンバーが気まずそうにシャワルマ(メキシコ料理)を食べるシーンだ。
ちなみに、このシャワルマ屋の外観は劇中でも一瞬映っている。
次回予告
次回解説するのは
『アイアンマン3 (2013)』
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