映画『ワイルド・スピード/ICE BREAK(2017)』ネタバレあり 雑記
今回紹介する映画は続編が出るたびにハゲキャラが増えていく、ハゲのインフラが激しいワイルド・スピードシリーズの第8作目!
『ワイルド・スピード/ICE BREAK(2017)』
監督
役名/キャスト
ドミニク・トレット/ヴィン・ディーゼル
ルーク・ホブス/ドウェイン・ジョンソン
デッカード・ショウ/ジェイソン・ステイサム
レティ・オルティス/ミシェル・ロドリゲス
ローマン・ピアース/タイリース・ギブソン
デズ・パッカー/リュダクリス
ラムジー/ナタリー・エマニュエル
リトル・ノーバディ/スコット・イーストウッド
エレナ・ネベス/エルサ・パタキー
あらすじ
ドミニクが闇の天才ハッカー、サイファーの策略によりファミリーを裏切った!ドミニクのいない状態でファミリーは世界を救うことができるのか?!
注意:以下ネタバレを含みます
サッカーのシーン
ホブスが娘のサッカーチームのコーチをしているとアラン外交保安部長が現れ、彼に任務に参加するように告げます。しかし、ホブスは娘の試合の方が大事だと言って任務を後回しにします。
このシーンは今作で最も浮いてるように感じますがこれは今作の重要なテーマである「父親は自分の子供のためなら世界すら敵に回す」ことを暗示してるとも読み取ることができ、ドムが今作で息子を守るために世界やファミリーを敵に回したことの裏付けにもなります(ドムが裏切ったのにはちゃんと考えがありましたが)
キューバのシーン
ホブスと同じく任務に召集されたドムがホテルで十字架のネックレスに後のシーンで使われる発信器を取り付けています。つまりドムはこの時からすでにサイファーを裏切ろうとしていたことが分かります!さすがドム!
リトル・ノーバディ
本作で初登場したミスター・ノーバディの助手、リトル・ノーバディ(本人はこの呼び名を嫌がっていましたが)を演じるのはあの名優クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド!
クリント・イーストウッドにはリトル・ノーバディの父親、ビッグ・ノーバディ役として愛車のグラントリノに乗って登場して欲しいですね!そして息子のリトル・ノーバディにグラントリノを継承するシーンなんかがあったら最高です!
刑務所のシーン
僕が本作で最も好きなシーンがこの、ホブスとデッカードの"ダイナミック脱獄"シーン!
ミスター・ノーバディのお節介により向かい合わせの部屋に投獄された二人。またまたミスター・ノーバディのお節介によりホブスの独房の扉が開かれてしまい。デッカードが駆けつけた武装した看守からスタンロッドを盗み扉をビリリッ!そしたら何らかの電気系統が誤作動(都合が良すぎるだろ!www) 刑務所中の扉が全て開き『ドラゴン×マッハ!』ばりの看守vs極悪犯の大乱闘が勃発!
混乱に乗じて逃げるデッカードとそれを追うホブス。デッカードのパルクール風の軽々としたアクションと、ゴム弾を受けても痛そうなそぶりも見せず、タックルで看守を三人吹っ飛ばし扉を突破するホブスのさながら闘牛のようなずっしりとした重量感のあるパワーアクションの対比が最高でした!
濃すぎるショウ家
昨日の敵は今日の友!敵の敵は味方!理論で今回からファミリーになった、ショウ家の長男デッカードを演じるのがジェイソン・ステイサム。デッカードがドムらファミリーを付け狙うきっかけになった次男のオーウェンを演じるのがルーク・エヴァンス。二人の母親であるマグダレーンを演じるのがヘレン・ミレンというなんとも濃すぎるショウ家。ここまでくるとショウ家の父親はメル・ギブソンとかじゃないと納得できない!w 愛車はインター・セプター風にカスタムされたフォード・ファルコン・クーペでお願いします!
NYのシーン
トレイラーでも早い段階から公開されていたNYでのカーチェイスシーン。さながら『ワールド・ウォーZ』のような通称"ゾンビタイム"は絵面が凄まじすぎて思わず声を出して笑ってしまいました。
『ワールド・ウォーZ』的シーンは『グレート・ウォール』でもこんなシーンがありました。今年は『ワールド・ウォーZ』リバイバル・イヤーと言っても過言ではないのです!
デッカードの子守シーン
このシーンのデッカードのギャップ萌えに完全にやられちゃった人も多いんじゃないでしょうか、僕もそのうち一人です。
デッカードがブライアンを1日子守するだけのスピンオフドタバタコメディーも観たいですし。それが無理でもワイルド・スピードとは全く関係ない作品で、ステイサム演じるSPが大統領の赤ちゃんを暗殺者から守る映画でもいいから作って欲しいものです。
まとめ
僕は正直、今作を観るまでは前作の『ワイルド・スピード/SKY MISSION』の出来が素晴らし過ぎたから今作はそれを超えることは無理だろうと思っていました。しかし、そんなことは全く無く、個人的には前作以上に楽しむことができました!
確かにこのシリーズは回を重ねるごとに規模が大きくなりスケールにインフレが生じていることは事実です。しかし、そんなことはどうでもいいのです!
理屈なんか置いておいて、作り手がとことんバカなことをして、見る人もバカになって感覚的に楽しめる。それがワイルド・スピードシリーズの良さではないでしょうか。そして、それが本当の意味で映画を楽しむことでもあるのだと思います。
車が空を飛んで、氷の上を走ってしまったのですから深海や月面でカーチェイスをしたり、はたまた時空を旅して中世のパトリオットや近未来の街でフューチャーカーとのレースなんかが映像化されてしまうのも時間の問題でしょう。
ヴィンがインスタグラムに投稿した画像では9が2019年、10が2021年に公開されることが予告されています。
2019年、2021年も楽しみですがワイルド・スピードシリーズには10以降も続編が作られ続け、最高にバカで最高に熱い映像で僕たちを楽しませ続けて欲しいものですね。